2013年1月26日土曜日

Safariでユーティリティを使わずに縦長のページを1枚のPDFや画像にする

Safariなどのウェブブラウザでページを表示すると縦長になって一画面や1ページに収まらない場合がありますね。1画面に収まる方が少ないですね。
そういうページを資料やブログに入れるときに、1枚の画像やPDFに変換したい必要があります。その場合、専用のプラグインやユーティリティを使うと思います。

今回は、ユーティリティなどを使わずに1枚の画像やPDFにする方法を書きます。
完璧ではありませんが、それなりに使えるかと思います。ユーティリティがブラウザのバージョンアップに追いつかず動作しない場合や、有料のものには手を出したくない、プラグインなどをいろいろ入れたくないといった人には使えるかと思います。

長所としては、無料である、特別なソフトウェアを使用しない、また、一旦PDFにしますので、スクリーンショットと違い中のテキストを検索できるというメリットもあります。
一方、短所としては、手順が少し面倒なこと、ウインドウのタイトルバー等が入らないこと、縦に長いページだ少し時間がかかるといったところでしょうか。

考え方と全体の流れ

ここでは、Safari 6で、印刷用紙サイズA4で説明します。
考え方としては、画面が1ページに収まるような、縦に長い仮想の用紙を定義して、それをPDFとしてプリント画面から保存するというやり方です。
操作の流れは以下の通りです。

  1. 変換したいページを表示
  2. プリントダイアログを表示、詳細表示に変更
  3. 用紙サイズ、ページ数を確認
  4. カスタムサイズの選択と調整
  5. PDFで保存

では、順番に説明します。

変換したいページを表示

ここではグーグルのページを例に示します。1画面に収まらなければ何でもかまいません。


プリントダイアログを表示

Safariのファイル -> プリント... メニューからプリントダイアログを開きます。

もし、詳細表示になっていない場合は、詳細ボタンを押して詳細表示にします。


用紙サイズ、ページ数を確認

用紙サイズは、ここでは説明の都合上、A4と仮定します。実際には他の設定でもかまわないと思います。

印刷ダイアログボックスでページの縦横の長さ、ページ数を確認します。
上の例では、 A4で、横210mm、縦297mmとなっています。
またページ数は、印刷画面のプレビューの下の1/2の分母が2なので2ページですね。

カスタムサイズの選択と調整

用紙サイズメニューのA4の部分をクリックすると、「カスタムサイズを管理...」メニューが一番下に出てきますので、それを選びます。
そうすると、次のような画面が出てきます。
私の場合は、既にLongやはがき縦がありますが、通常はないと思います。その一番下の「+」記号を選んで新しい用紙サイズを設定します。
名称未設定を別の名前(ここではテスト)にして、縦、上下左右の余白を変更します。横の長さはそのままにして、余白は、問題なければ0mmでいいと思います。
縦の長さは、先ほどA4の場合で、2ページとなっていましたので最大A4の2倍を設定すればいいのですが、下にできる余白が気に入らない場合は、印刷プレビューを見ながら調整するといいです。
ここでは、以下のように2ページ分の長さ(594mm)より短く475mmにしてみました。
印刷プレビューは、次のような感じになります。
多少、下部に余白が見えますがいい感じですね。

PDFで保存

プリントダイアログの左下の「PDF」というプルダウンメニューを押して、「PDFとして保存...」を選びます。
後は、ふつうにPDFとして保存して終了です。ページの長さによっては多少時間がかかりますので、ゆっくり待ってください。
このページの先頭のサムネイルのような長いPDFが保存されますので、用途によってGIFに変換するといいと思います。
PDFのままでも、普通のスクリーンショットと違い、中身のテキストをプレビューやSpotlightで検索できるので便利だと思います。

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