問題: 新しいファイルを保存しようとすると、デフォルトの保存先がiCloudになる。
iCloudをあまり使わないのであれば、デフォルトの保存先がiCloudになるのは不便です。
これには、2種類の解決方法があります。
解決方法1. iCloudで書類のデータを保存しないようにする。
iCloudは使っているけれども、Macで作成した書類データはiCloud上には保存したくない場合があると思います。例えば、会社での使用などですね。
そういう場合は、システム環境設定からiCloudの「書類とデータ」ボタンのチェックを外せば、それ以後、新規ファイルを保存するときにMac上のフォルダが開くようになります。
このチェックを外すときに、Macからデータを削除するというワーニングが表示されるときがあります。
基本的には、Mac上から削除されるだけでiCloud上には残っているので、ファイルを失う心配はありません。気になる場合は、右下の「管理...」ボタンを押すとどのようなファイルが保存されているのか確認できます。
必要なファイルがあれば、Macにコピーし直すといいかもしれません。
解決方法2. ファイル保存パネルで保存先にiCloudを出さないようにする。
もうひとつの方法は、iCloudに書類とデータを保存できる状態のまま、ファイルの保存ダイアログの動作を変える方法です。こちらの方がいい人が多いと思いますが、ターミナルでの操作が必要になります。
ターミナルは、アプリケーションフォルダの下のユーティリティフォルダにあります。
$ defaults write NSGlobalDomain NSDocumentSaveNewDocumentsToCloud -bool FALSE
その後、ファイルを操作するアプリケーションで、新たにファイルを保存しようとするとiCloudは表示されなくなると思います。
ちなみに、普通にファイルを保存する場合は、上の図のように保存場所を閉じた状態で表示するか開いた状態で保存するか記憶してくれます。本当は、新規ファイルをcommand + Wで閉じようとするときにも、保存場所が開いた状態で表示してほしいのですが、覚えてくれないみたいですね。
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