2013年2月16日土曜日

SafariStandのWebarchive機能は便利

私は、Mac上のウェブブラウザにはSafariとFirefoxを使っています。Safariは、Macの標準ブラウザということもありますが、それ以外に使っている理由のひとつにSafariStandの存在があります。


SafariStandは、Safariに組み込んで使うプラグインで、いろいろ便利な機能を追加してくれます。作者のhetimaさん( hetima.com )のページによると、例えば、

  • キーワードで素早く検索する「Quick Search」
  • タブ一覧サイドバー
  • Sub Resource ウインドウ (以前のSafariにあった構成ファイル一覧に似た表示)
  • ダウンロードフォルダの日付分け
  • 「,」と「.」でタブ切り替え

などが代表的な機能として挙げられています。

その中で、私がよく使っている機能は、見ているページの選択部分をWebアーカイブというフォーマットで保存できるというものです。
Safari自体にも見ているページをWebアーカイブとして保存できるのですが、保存単位がページ全体になってしまいます。Safaristandでは、必要な部分だけを選択して保存することができます。ページによっては、リンクや広告の方が広く、本当に必要な部分は狭い場合もあると思います。
また、後で読みたいページをWebアーカイブフォーマットで保存して、DropBoxに保存しておき、iPhone上のGoodReaderで通勤途中などに読むという使い方もしています。これは、PDFでもいいのかもしれませんが。
Firefoxなどにも見ているページ全体を保存してくれる「別名で保存」機能はあるのですが、Webアーカイブフォーマットと異なりフォルダを作って小さいファイルがたくさん生成されるようになっている点が異なります。個人的には、SafaristandのWebアーカイブ機能、特に選択できる点が気に入っています。

例えば、下のページで路線検索をしているとします。

このページを保存する場合、本当に必要な部分は真ん中の経路部分だけです。(このページは、ユーザの利便をちゃんと考えてあり、携帯に送ったりテキストを保存する機能がありますが、説明のために取り上げています。)

SafariStandを使うと、必要な部分だけを保存できます。保存したい部分を選択して、その部分で右クリックを行います。

Clip Web Archive with Selectionというメニュー項目があるのでそれを選択すればOKです。

下の図のような、必要な部分だけが選択されたウインドウが開きますので、それを保存すれば終了です。ファイル名は、一番下の欄で変更できます。

WebアーカイブはSpotlightでも検索できますし、ページ表示があまり崩れず比較的元の状態を保ってくれるので見た目もいいと思います。それから他のウェブブラウザのようにフォルダとして保存すると、htmlやcss、画像データなどの小さいファイルがたくさん出来るので、Webアーカイブの方が若干ディスク容量的には有利かもしれません。

SafariStandのダウンロード及びインストールについては、 http://hetima.com/safari/stand.html を参照してください。

また、Webアーカイブは独自フォーマットなのでその点が気になります。AppleがSafariの開発を止めてしまうということも、遠い将来にはあるかもしれません。
調べた範囲では、Mac OS Xのテキストエディットが、Webアーカイブフォーマットを読み書きできるようです。Safariに比べると再現性が(かなり)いまいちですが。また、上でも書きましたがiPhone上のGood ReaderでもWebアーカイブを表示できます。こちらの方がテキストエディットより再現性は高いですね。

変換ユーティリティとして、WebarchiveExtracter (http://webarchivext.sourceforge.net)と、ターミナルコマンドでtextutilが使えるようです。

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